性癖は病気？本当に「治す」べきなのか――私たちが知らない“性の個性”と向き合う夜

「性癖って…治さなきゃいけないもの？」

正直、これまで女性同士で話題に出すことなんてなかった。
“普通”の恋愛、“普通”のエッチ…
でも、ネットでふと見かける
「性癖が異常だから治したい」
なんて書き込み。

本当に、それは治すべきことなの？
その疑問が、私を夜中の3時へと導きました。

「私の性癖、おかしい？」――消せない違和感との共存

正直に告白します。
私には、ちょっと“ニッチ”な性癖があります。
ここでは詳細は伏せますが…
“ノーマル”ではないな、と自分でも分かるタイプのやつです。

でも、“治す方法”をググってしまう夜も、確かにあった。

性癖は「心の癖」？医療と社会のあいだで揺れる私

考えてみて。
「性癖」って、実は精神科のDSM（精神障害の診断基準本）にも載ってるジャンル。
でも医学的には、「本人や他者に著しい苦痛や障害をきたしている場合」じゃないと「治療」対象にはならない。

• 自分を苦しめている（生きづらい）
• 他人を強制的に巻き込む
• 犯罪行為に発展するリスクが高い

このどれにも当てはまらないなら、“性癖は個性”と捉えてOK。

性癖を「治したい」と思う理由、それ本当に自分の本音？

ここが一番の落とし穴。
治したいという気持ちの根っこ、実は「世間体」「親や彼氏の目」「同性の目」…つまり“他人の評価”の場合が多い。

• 変態だと思われたくない
• 恋人に受け入れてもらえなかった
• SNSで叩かれた・笑われた

私は昔、元カレから「女なら誰でも良かったの？」と怒鳴られたことがある。
自分だけ“変”なんだと思い込んで、必死に「治る方法」ばかり検索した。
でも…それ、全部他人基準の価値観だった。

性癖を「治す方法」はある？自分と向き合う3つのアプローチ

• 1. 本当に治すべきか自己診断
  ・危険行為や犯罪性はないか？
  ・自分やパートナーが本気で苦しんでいないか？
  ・「みんなと違う」だけで否定していないか？
• 2. プロのカウンセリングを利用する
  ・どうしても辛いときは専門家（臨床心理士・精神科医）に相談
  ・「性癖」が生きづらさや孤独感に繋がっている場合は特におすすめ
• 3. “同じ属性”の友人や居場所を持つ
  ・同じ悩みを持つ人とのつながりは、自分を肯定する一歩

「肯定できる場所」って、意外と身近にあるかも？

私は社会人サークルや、匿名SNSで本音を吐き出したこともあるけど…
正直、本当に“分かり合えた”経験は一握り。
でも、「性癖ラジオ」や「性癖マッチングアプリ」など、最近はニッチな居場所も増えてきた。

自分の「好き」という感覚を、頭ごなしに否定するのは勿体ない。
“偏愛”や“性癖”も、あなた自身の個性なのだから。

性癖「治す」派と「受け入れる」派、リアルな体験談ガチ対決！

どちらにも“正解”も“間違い”もなし。
あなたが「自分らしく幸せかどうか」だけが大事。

性癖の「治し方」を求める夜に――試してほしい、3つの“魔法の質問”

• 「この性癖が消えたら、私は今より幸せ？」
• 「もし親友が同じ性癖を持っていたら、どう声をかける？」
• 「本当は、どんな自分になりたい？」

この質問、自分で声に出してみると、案外「受け入れたい」という本音が見えてくる。

今夜、あなたの“好き”を認める勇気を

最後に。
「性癖」は多様性そのもの。
普通や異常は、世間が勝手に決めたもの。

大切なのは、誰かに迷惑をかけず、
明日を少しだけ自分らしく生きられること。

一歩踏み出せば、案外“同じ悩み”を持つ女の子たちがすぐ隣にいる。
あなたの性癖は、治すものじゃなくて、もっと愛していいものかもしれません。